玉崎弘志の剪定教室 花木編の内容をご紹介します。
1.はじめに知っておきたい花木の一生
2.決まった季節に花を咲かせるのはなぜ?
3.花木を剪定する理由
これから学習する花木とは、どんな樹木なのでしょう。
一般的に花木とは、花や実を観賞するために、庭や鉢植えとして利用される樹木の総称といわれています。
“美しい花が咲く”というだけで、全く違う樹木と思われがちですが、常緑樹や落葉樹などの樹木と基本的な性質は同じなのです。
もちろん“花が咲く”という機能は花木特有のものですので、 “花芽が付く”という特徴を理解して、“花芽を付けるための剪定”をマスターすることで、毎年花を楽しみながら、庭木としての樹形つくりと大きさのコントロールができるようになります。
このソフトでは、花木を庭に植えて、樹形をつくりながら花を楽しむ、という役割を果たすことを剪定の目的として学習を進めていきます。
剪定というと、枝を切ることのみに目がいきがちです。
どの枝のどこを切れば良いのかしら、どう切れば良いのかしら、とつい迷います。
枝が切れると“剪定が終わった!”とホッとしますね。
このソフトでは、本当の意味での剪定は、枝を切ったところから始まると考え、剪定の学習を進めていきます。
4.「春咲き花木」:生育のサイクル
5.「春咲き花木」:剪定の適期
毎年、同じ季節に花を咲かせる花木の生育サイクルを見てみましょう。
花木を花の咲く時期によって、早春から春に咲く「春咲き花木」と初夏から秋に咲く「夏咲き花木」に大きく分けてみました。 剪定の時期は、花芽が付いていない時期に行いますので、花が終わった後が剪定の時期になります。
【代表的な春咲き花木の生育サイクル】
春咲き花木は、花が終わったらすぐに剪定をするようにします。早いものは夏頃からすでに花芽を付けるものがあるからで、このソフトでは、春咲き花木の剪定は、花後1ヶ月位を剪定の目安として学習を進めます。
花の咲く時期によって、剪定の時期が、わかってきましたね。
春咲きといわれる早春から春に咲く花木であるか、夏咲きといわれる初夏から秋頃にかけて咲く花木かがわかれば、剪定時期の予測が出来るようになります。
6.「春咲き花木」:花芽のつく位置
7.「春咲き花木」:タイプ別剪定
8.「夏咲き花木」:生育のサイクル
9.「夏咲き花木」:剪定の適期
10.「夏咲き花木」:花芽のつく位置
11.「夏咲き花木」:タイプ別剪定
12.花芽のつきにくい枝をつくらない
花木は間違った剪定によって、剪定後に勢いの良い枝が発生してしまいます。このような勢いの良い徒長枝といわれる枝に花芽はつきにくくなります。
【ハクモクレンの剪定例1】
【ハクモクレンの剪定例2】
花木の剪定も「剪定の基本」に従って剪定をするようにします。 「基礎編」最後の練習問題で、実際に画面上で枝を切りながら反復練習と確認ができます。
13.剪定の基本
14.練習問題と確認問題